5才児の人間関係
昨夜、子供の悲しい告白を聞いて涙が出た。
「ママ一緒のお布団で寝ようよ」といつもよりもしつこく言っていたのに、ちょっとした事でふてくされ、母は自分の布団に戻った。
しばらくして異変に気付き、娘を見るとシクシク泣いていた。
てっきり母が泣かしたと思ったが、娘は
「今日、保育園で誰も遊んでくれなかったっ…っ…うえーん」と泣き出した。
「○○ちゃんは?」何人かの仲良しの子の事を聞くと「入れてって言っても誰も入れてくれなかった」
てっきりお友達と楽しく遊んでいるものだと思っていた娘が、1人ぼっちで悲しい思いをしてた事が切なく可哀想で、抱きしめて一緒に泣いてしまった。
しかし、そんな娘になんと言葉を掛けて良いのか分からない。
私自身、友達を作る事が得意とは言えず、人間関係に悩むタイプの人間だからだ。
とにかく抱きしめ、「娘ちゃんは悲しい思いをしたんだね。娘ちゃんはお友達にはしないようにしようね。」と言う事しかできなかった。
そのうち娘は眠りについた。
…親として情けない。
猛烈に反省した。
理由は分からない。娘に問題があるのか先生に聞いたが「そんな事はない」と言ってくださった。
翌日、娘は少し早いお迎えを要求しただけで元気に保育園へ。
教室の前には登園して来たクラスメイトが。
母は挨拶しながらちょっとふざけてお話すると、皆笑顔で乗ってくれた。そのついでに「娘ちゃんとも遊んでね。」と言ってみた。
「うん!」と答えてくれたが真相は分からない。
翌日も違うお友達だが同じ様におしゃべりし、「遊んでね。」と声を掛けた。
こんな事でどうにかなるわけない。ただ、母はそんな事しかできなかった。
まだ5才。これから長い人生人間関係に悩むだろう。女子は特にあるんではないだろうか。親がしゃしゃり出るのはよっぽどでない限りない。自身で乗り越えて行かなくてはいけないだろう。
ただ、母親として『いつでもあなたの味方』と言って抱きしめてあげたい。