『真面目は損する?』母は『親バカ』で『バカ親』
先日、娘の習い事で遭遇したすごい子がいた。
「この習い事が大好きなんだろうなぁ」と初めは思って見ていたが、段々 !?!?! となる。
1人ずつ順番で、先生の指示通りに やるのだが、他の子がやっている時はよそで好き放題に動き回り、自分の番になると、先生の指示通りにせず自分勝手に動き、注意する先生を振りほどこうとし、なかなか言う事を聞かない。
その子に時間が取られる。
その間、真面目に並んでいる娘達はずっと待たされていた。
このループが1時間続いた。
その子のお母さんには初めて会ったのだが、ものすごく落ち着いたお母さんだったのでとても意外だったが、
「いつも、本当に言う事聞かないの。」
「自由にやりたいんだよね。」
「先生にも、言う事聞かなかったら叩いて下さいって言ってるんだけどねぇ」
と言っていた。
《いやいや、今日日叩けないでしょ、先生…》と苦笑い💧
保育園や学校でも『やんちゃな子』『手のかかる子』は先生が付きっきりだったり、目を向けてたりする。
じゃあ、真面目な子やおとなしい子は?ほったらかし?
ほったらかしってのは語弊があるかもしれないけど、真面目な子やおとなしい子だって先生にかまってほしかったり見てほしい。自由に動きたい。でも、自分で考えて
『先生の言う事聞かなくちゃ』『我慢しなくちゃ』ってしてるのに、なんだか損してる感じだ。
いつの時代も、印象深い存在になるのは真面目な子ではない。と思う。
だからといって、娘がこの子のようになって欲しいなんて微塵も思わないけど、
娘が可哀想に思えてならなかった。
損得で考えてはいけないとは頭では、分かってる!分かってるんだけど…。母は『小さい人間』だなぁ。
娘がかわいくて仕方がない『親バカ』で『バカ親』なんだな。
分かって下さるお母さんお父さん、いますか?
そして同時に、子供の頃に感じた感情が、フラッシュバックしてしまった。
要するに、子供の頃の真面目な私は、
『先生にかまってほしかった。もっと見てほしかった』んだなと。
もやもやしてる母をよそに、「楽しかった~❗」と言っている娘。
母のように卑屈な人間にならないでね。と思う今日この頃…でした。